2014年10月19日日曜日

試聴のお客様JAZZ三昧+MGESに驚き











































引き合い中のお客様が工房見学、試聴、相談にと来られました。

望まれる 音は
ジャズのアタック音を強烈に、ライブハウスの勢いを再現」です。

ALTECの名機「A-5」の各ユニットを用いて挑戦したいとの依頼です。

そんな訳で試聴室の主である室内楽再生を狙った「ウイング」には出番無し。

60~70年代のユニットでのアタック音の確認ですから、

鳴らすスピーカーもJBLランサーL101(MGES搭載機)に、
 JAZZ専門ではありませんが、アタック音を活かす為にも強力な武器である
 MGES搭載のLo-D DHS-500 と非搭載のオリジナルHS-500での試聴です。

鳴らすCDはロイヘインズ(ドラム)の「グリーンチム-ニ」。
お客様もお持ちで長いソロからベースが加わる所など鳥肌物とか。

 もう1枚がミルトジャクソン(ヴァイヴ)THAT’S THE WAY IT IS。
MJQでは味わえない ミルトジャクソンの奔放な演奏が魅力です。
私のスピーカーの鳴らし方は彼のヴァイヴを如何に鳴らすかに、
青春を賭けた!と言っても過言では無い!。

何とこの2枚だけの試聴となってしまいました。
共にウッドウイルの試聴用CDにも紹介しています。
http://www.lcv.ne.jp/~woodwill/Shityou-CD.html

L101はこれでもかと言う強烈なアタック音を存分に聞かせてくれます。
オリジナルでは尖り具合の角が少し丸くなって消化不良気味になりますが、
MGES搭載では気持ち良い程に鳴ります。
お客さんも目を閉じ、体でリズムを刻みながら楽しんでいるご様子。

HS-500でのMGES搭載機とオリジナル機との比較試聴では
皆さん共通して言われる「全然違うじゃん!」。
まるで別物に近いと驚きのご様子。

MGESはウーファーに効かせているのに、
何故ツイーターからの中高音がクリアーになるの?
何故ライブハウスの空気感までも再現出来るの?
音場が広がるのは何故?

ウッドウイル作品(販売用としての意)のスピーカーを鳴らさないで試聴が
終わると言うのも初めてか!
でも目的はお客さんが満足出来た試聴で有ったかどうかです。

こんな事でお客様の思い描く音の何で有るかを探し出します。
最後はプライベート機「Jazz Machine」の大爆音でとどめを刺して終了。

この間、4時間弱でお客様の思いを私の頭の中でイメージを作り上げます。
そして見積仕様と言う形で提案させていただく訳です。
お客様もそれを求めてわざわざ首都圏から1日かけて来られるのです。

店頭で既製品を買うのとは手順が違います、
これから作る算段をして、それをお客様に見定めていただくのです。


お客様の第二の人生を豊かに過ごせるかどうかは私の腕にかかります。
大げさかも知れませんが、そんな気持ちで取り組ませていただける事が、
光栄であり、楽しみでも有ります。
勿論責任も大きいのですが。





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